がんとは
簡単に言いますと、こぶの一種です。いぼやこぶと同じで、ほくろなどもこぶの一種です。いぼのない人というのは、探してもきっといないだろうと思うのです。ないといっても裸にしたらきっとあり、気がつかないだけで、あるのです。そのいぼと同じものです。しかし、少しだけ違うところがある。何かというと、そのいぼやほくろはそのまま放っておいても命を奪うことはまずないということです。それが、がんの場合は放っておけば必ずそれが原因で命がなくなる。そういうものをがんと言うというのです。
老化とがん化は同じ
老人に化けていく老化というものと、がんに化けるがん化というものとは親戚なのです。同じ原因なのです。ただ、片一方(老衰)は全身の細胞が衰えて老化していくので消え入るように死んでしまい、片一方(がん)は一部分だけ先に老化してしまう。
がんは年代ごとに倍々増
がんの発病率は40代になりますと、30代の倍まで急激に上がります。厚生省で、「40歳を超えたら年に1回検診を受けましょう」というのは、これが急に上がるからです。
ところが、もっと大切なのはその後です。50代になると40代のまた倍ぐらいに上がり、60代になると50代のまた倍ぐらいに上がるのです。これはすごいでしょう。70代になりますと、60代のまた倍ぐらいにぐんぐん上がっていくのです。 80代になりますと、70代の1.5倍ぐらい。90代になりますと、ちょっと下がるのです。
じりじり研究が進めば進むほど、最初のがんができてから死ぬまでに、20年も30年もかかっているというのが今では大体の常識です。
若さを保つ方法が、がん予防法
戸籍の年齢は60歳でも肉体・精神年齢はプラスマイナス20違うというのです。20とは、40歳ぐらいに見える人もいるし、80歳ぐらいに見える人もいるということです。
がんになるものはしょうがないので、なってもそれで死なないということです。少なくとも100歳まで生きてと言っているわけですから、100歳を超えてからがんで死にましょう。
早期がん、今では90%(胃がんの例)以上が治る
冒頭で申しました大切なこと2つというのは、とにかく一番大切なことは、がんには症状がないということ。もう1つは、定期検診をして症状がないうちに見つけるということ。これをしていれば、がんは怖くありません。 以上
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