細胞のがん化は防げないが、悪性腫瘍(癌)化は防げる
①リンパ球
生体防御・免疫担当細胞の白血球(全血液の約3%)中の主構成要員。リンパ球中のTやNK(ナチュラルキラー)細胞が、ガン細胞を破壊することは、今や、常識とされています。
遊走細胞と呼ばれる白血球中の約35%を占める、リンパ球は体内をリンパ液と同様にゆっくりと巡回したり、リンパ節に、集合待機したりして、ウイルスや、異型細胞、がん細胞、癌(腫瘍)を溶解、排除しています。
リンパ球が35%以下では、もう一方の対細菌要員、顆粒球の比率が高まり、がん化原因の一つとされる活性酸素が撒き散らされるリスクがさらに高まるとされています。
②体温
生体の熱産生器官は筋肉です。したがって運動すれば体温は上昇します。お風呂にゆっくり浸かれば、やはり体温は上昇します。着衣や履物で体を冷えから守ることも、飲食物で体温を上げることも可能です。
1℃上がれば、免疫は30%~60%も回復するのです。
③酸素
深呼吸や腹式呼吸で血中酸素濃度は上がります。日常生活で、出来るだけ、うつむき加減の姿勢を少なくすることも肝心です。
酸素が癌細胞の活動を抑えることは、すでに80年も前からオットー・ワールブルグ(ドイツ:ノーベル医・生理学賞)が唱えています。
言うまでもなく上記①②③は、全て、血液の質と量がもたらす結果です。
冷えから身体を護り、積極的に暖をとり、身体を動かす。併せて、身体に良いとされるものはもちろん、体の温まる物を摂り、酒や、たばこ、お菓子を我慢する。
これらの治療・予防法は、どれも、これ以上の、がんの増勢を抑え、鈍らせることができるはずです。出来れば素晴らしい努力で、賞賛に値します。しかし、それだけではガン治療には、あまり
役立たない、手ぬるいのです。
なぜならば、もともと血行が良いところ、部分はガンになりにくく、自身の比較的弱点や、無理をして疲労がたまった箇所に発生しているわけです。
血液は、もともと通りやすいところ、通り易いところを通って循環するものです。
患部は血行が悪く低酸素、低体温、リンパ球の不足と相俟って、ガン細胞が腫瘍化し増殖しているのです。特に環境が悪化している部位なのです。
切ったり、焼いたり、毒を盛ったりして、身体生理的環境をますます悪化させて、それでも治療や、予防ができるとお考えでしょうか。
患部を標的として、血行を良くすること、患部の体温を高め、酸素とリンパ球を送り込むための、合理的、効率的な治療法でなければなりません。
出来ればその患部と周辺に、また再発や転移が予想される臓器や器官を標的として、個別重点的に、脳幹と心臓によって整えられた、リンパ球の数や酸素量や温度も増強した、ガンが嫌がる免疫の高い血液を送りこみ循環させるべきなのです。
むやみに血行を良くしたり、患部の血行を制限するのは危険です。
学説…「ガン細胞の活動や増殖のエネルギーは解糖系で、正常細胞(ミトコンドリア系)の18倍を必要として、癌細胞は無酸素で活性化する」。
癌は栄養を桁違いに多く欲しがっているもの。だからブドウ糖を注入してのPET画像で、糖の集積度で癌を判定しています。末期患者が痩せるのも患部に多大な栄養を奪われているからです。
だから単に患部の血行を促進すると、癌に活動と増殖のエネルギーを余計に与えることになるため避けなければなりません。無闇な局所刺戟の危険を考慮した治療法でなければなりません。
酸素と高体温は活動や増殖を抑え、リンパ球は癌細胞を破壊、排出します。癌(敵)を利することが有ってはならないのに、血行促進は重要です。
この矛盾、相反する二つの利害を調整して、治療効果を上げ、治療目的を達成するには、強力かつ安全で合理的な治療法でなければなりません。
人智では困難なことは、ヒト生命の根源・原始脳・脳幹の精妙な仕組みを活用すべきなのです。
脳幹への酸素供給を最優先する上腕部位の心臓と冠状動脈・胸腺(Tリンパ球の生育器官)を標的とする特効ペア2大ツボを刺激することなのです。
胸腺;胸骨の裏、心臓の前上部に位置・握りこぶし大。Tリンパ球を生産・教育…血液免疫の中枢。
サプリメント
効果的な、自然食品やサプリ類など、高価、貴重なものを摂る場合は、特に無駄なく、体内環境の改善、強化を目指すために、当然この合理的な、ツボ療法と併用され相乗効果を得るべきものと考えます。
あらゆる種類のガンに効く心臓のツボ
心臓は心身全生命の原動機(エンジン)
そして全生命活動の司令部・脳幹と直結している
脳幹と心臓は生命共同体、相互支配
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